!注意!ありのままを忠実に再現しているため、長文で
しかも一部生々しい表現があります。
12月7日から8日に日付が変わろうとしていた頃、睡眠中に突然の破水!
破水と同時にきた子宮収縮と鈍痛を感じつつ車で病院へ向かう。
普段病院へ一緒に来て通訳をしてくださっていた方にも連絡。
(結果的にこの方には破水から出産まで付き添っていただき、本当に感謝しています。)
病院で陣痛の波を調べてみると、今までにない高い数値が10分間隔できていました。
おお!これが陣痛なの!?
でもまだこの時は、痛いというには程遠かった。
助産師さんに「今は深夜だから翌朝まで寝て体力をつけた方がいい」と言われ
勧められるがままに陣痛の痛み止めを飲むと、腰の鈍痛がほぼなくなり
朝までぐっすりと寝てしまいました。
あとあと考えると、これが間違いの始まりだったのかも・・・。
翌朝、陣痛の波を調べると、きれいさっぱりとなくなってしまっていました。
破水したのにすぐに産まなくて、胎児への感染は大丈夫なんだろうか・・・?
「破水したら24時間以内に陣痛が来るから大丈夫!」と助産師さんは言うけれど
その来た陣痛が薬でどこかへ行ったしまったような気がするんですが・・・。
とりあえずいつ陣痛が来てもいいように、点滴用の管を右手首につけることに。
おしゃべり好きの看護師さん、話しながら思いっきりブシュっと刺して失敗。
こらーっ!!!
手首の中をグリグリされるがうまくいかず、内出血で手首がみるみる腫れてきて
陣痛の痛みはこないのに、手首の痛みを抱えることに。
前途多難の予感。
結局、他の助産師さんが来て、右手の甲に管を取り付けてもらいました。
待っていても陣痛がくる気配がないので、病室の狭いスペースを壁から壁まで往復したり
休憩室の中をグルグル回り続けることに。
歩き続けて6時間。
8日午後2時、ようやく腰の鈍痛が10分間隔ぐらいで来るようになりました。
私が微弱陣痛体質なんでしょう。
休んでいて眠くなると陣痛がパッタリとこなくなってしまうので
できるかぎり歩き続けました。
その2時間後の午後4時頃、ようやく間隔が5分おきに。
この時点でも痛いと感じるほどではなく、陣痛の度にいきみ逃しの呼吸を練習したり
写真やビデオを撮ったりと、まだまだ余裕がありました。

(陣痛5分間隔時の呼吸の練習中・病院着と靴と靴下・・・不釣合いすぎ)
ところが、夜8時頃から陣痛が2、3分間隔になり、歩くのも辛くなり始める。
破水してから時間が経っているため、抗生物質を点滴。
ただ、この時点では子宮口は1センチほどしか開いてなくて
眠くなると引き続き陣痛が遠のく。
恐るべし、睡眠欲!!
ようやく夜の11時に子宮口が4、5センチに開く。
ただ水中出産の場合は入水時に子宮口が縮まることもあるらしく、縮まらないよう薬を投与。
5センチ開くとそこから出産まで早い人もいるからという理由で分娩室へ移ることに。
ここまでが長かった。
病院に着いてから分娩室に移るまで、およそ23時間。
結局1日前に病院へ来た時間とほとんど変わらないじゃないかー。
体力つけるもなにも、丸一日経ってしまったよ・・・。
これじゃ全く意味がないじゃん(T_T)
旦那は分娩室にビデオカメラを設置し、私は1人出産用バスに入りました。
お風呂のお湯の温度は私の想像より温かく、少しぬるめのお風呂のよう。
お湯の中にアロマをたらし、とても気持ちがいいんです。
お風呂の中には段差があって座れるようになっています。
天井からはつかまれるように電車のつり革のようなものが吊るしてありました。
部屋は薄暗くて、天井には星のような明かりが散りばめられていました。
お風呂の脇には、助産師さん、以前から一緒に病院に来て通訳してくださっている方
そして旦那の3人がスタンバイ。
陣痛の痛みはどんどん私を襲ってきて、初めは我慢できた痛みも、さらに強くなり
呼吸は誰かが一緒にしてくれないと自分だけではできないほどになっていました。
ここで気づいたのは、陣痛は毎回同じ痛みではなく
おなかだけにくる時もあれば、腰だけの時もあり、おなかと腰両方の時もあって
腰を押さえてくれている旦那に「今はそこじゃない!」と言ってしまうこともありました。
ちなみに腰とおなか両方に来る時が最も辛くて
「あーーいたぁーーい!!」「もうむりーーー!!」などなど・・・他にも言葉にならない叫びを何度かあげていたと思います。
陣痛と陣痛の間は眠すぎてガクッと力が抜け、お風呂の中で倒れそうになりました。
バックでかけていたCDの音は全く耳に入らず、陣痛の痛みと睡魔と両方との闘いでした。
それでも子宮口は1時間に1センチずつほどしか開かず
ようやく子宮口が全開大になったのは入水から4時間以上経った深夜3時10分頃。
助産師さんがいきみ方を教えてくれて、ようやくいきみの許可がおりる。
この時、子宮口を縫合をする先生や助産師さんの同僚も駆けつけてきました。
私が足を開くと、子宮口にスポットライトがあてられ
助産師さんの誘導のもと陣痛がきたらいきむ!!
思いっきり息を吸ってから息を止めて力を入れて
「ふんぁーーーーーー!!」(多分こんな声)
陣痛の波に合わせて2、3度いきむと、助産師さんから「少し頭が見えてきた!」と言われ
それを聞いて旦那が子宮口を見たので、私が旦那に「頭、見えた?」と聞くと
「わかんない」と力の抜ける答えが・・・。
ものすごくヘコむ私・・・。
こういう時は、嘘でもいいから「見えていたよ」と言ってくれー(TOT)!!もう1回いきむと助産師さんに「だいぶ頭が出てきたから触ってみる?」と聞かれ
半信半疑で手を近づけてみると、毛の生えた柔らかいものが指に触れる。
これが頭かぁ〜(TOT)
ちなみにこの時の子宮口の感覚は、まるで中に砲丸の玉が詰まっているような感じ。
こんなの本当に出るんだろうか・・・!?
あともうひとふんばり
「ふんぁーーーーーー!!」「ふんぁーーーーーー!!」ツルッ。するする。12月9日午前3時30分ちょうど。
突然痛みがなくなり、子供がお湯の中に出てきました。
助産師さんが子供を取り上げ、そして私に抱かせてくれました。
もう1人の助産師さんが子供の口の中の水を大きなスポイトのようなもので吸い取ると
私の腕の中で産声をあげました。
子供の顔を見て話しかけたり、頭をなでたり、手や足を見たり
本当に女の子かどうかもしっかり確認してしまいました(^^;)
スイスでは、夫がへその緒を切るというのが慣わしらしく
うちの旦那も緊張しながら無事に任務遂行。
続けて助産師さんに「軽くいきんで」と言われいきむと胎盤がスルッと出てきました。
一度子供を預けて、お風呂からあがり、お風呂の前にあるベッドに横になって
子宮口の切れたところを縫合してもらいました。
その時、子供におっぱいを吸わせるように言われ、指示通りにやってみると
ものすごい勢いで吸ってきて、こんな生まれたばかりの子供でも
すでにおっぱいの吸い方を知っていることに驚いたと同時に
こんな小さな子から、ものすごい生命力の強さを感じました。
過度の疲労からか、出産後すぐは、ようやく生まれたという感情が強かったけど
翌朝起きてから自分たちの子供を見たら、私も旦那もなぜか急に涙があふれてきました。
本当に元気に生まれてきてくれてよかったぁ。
出産は陣痛が1、2分間隔になってからは痛くて大変だったけど
育てるのはもっともっと大変なんだろうなぁ。
これから毎日が勉強の日々になりそうです。